鎌田安里紗×岡田有加対談インタビュー!エシカルを通して見直す【自分を大切にする】ということ

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エシカルという言葉を耳にしたことはありますか?
直訳すると“道徳上の、倫理的な”という意味。
エシカルは地球環境・生産国の状況などに倫理的な配慮をしながら生産を行う活動全般のことを言います。

聞いたことはあるけれど、何となく身近に感じにくい。
そんな方も多いエシカルについて二人の女性が語って下さいました。

エシカルファッションブランド INHEELS 代表・ディレクター 岡田有加さん。
そして、モデルでありエシカルファッションプランナーの鎌田安里紗さん。

お二人にとってのエシカルとは?
そしてエシカルを通して、それぞれの女性としての人生観をご紹介していきます。

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■INHEELS 代表・ディレクター 岡田有加さんについて

慶応義塾大学を卒業、外資系コンサルティングファームに就職。
その後、エシカル先進国であるイギリスへ渡航。
渡英からおよそ2年でINHEELSをビジネスパートナーの大山多恵子氏と共に創立。

Who said ETHICAL is not SEXY ?
(エシカルがセクシーじゃないなんて誰が言ったの?)

というエッジの効いたメッセージと共に、「 ファッショナブルでセクシーなデザインのエシカルファッションブランド 」という日本のエシカル界で唯一無二のブランドを確立している。

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■今回の対談のお相手は鎌田安里紗さん

徳島県出身、10代〜20代を中心に高い人気を誇るファッションモデル。
ギャルモデルのイメージとは裏腹に、慶応義塾大学大学院在学の秀才モデルでもある。

14歳の頃から貧困問題の現実に目を向けながら、エシカルへの幅広い知識と探究心を持ち、モデルという枠組みを超えた活躍が目覚ましい。

現在はエシカルファッションプランナーとしてエシカルに関心のある方もない方双方に向けて、また同世代のファンにも伝わる様に、エシカルの定義や在り方を様々な方法で発信している。

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■INHEELS、注目の新作ワンピース!

その日、鎌田さんが着用していたワンピースは2016年の秋冬の新作ワンピース。

光沢の加減によって深みのあるグリーンにもブルーにも見える一着。
柔らかいベロア素材の手触り、ストレートなシルエット。

実はこのベロアワンピース、オーガニックコットン100%で出来ているそう。
オーガニックコットン100%と聞くと、柔らかい生成りのシャツなどが思い浮かぶが、こういったテイストのアイテムは珍しい。
ラグジュラリーな夜のパーティにも活躍出来そうなところに、INHEELSらしさを感じる。

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■鎌田安里紗さん × 岡田有加さん 対談インタビュー!

ーお二人の出逢いのキッカケは何だったのでしょうか

岡田さん

あるマーケティング会社の社員の方を通して、ありちゃんを知りました。
その方は、当時エシカルについての著書を出版されるタイミングで、さまざまな情報に詳しく、色々とお付き合いをしていく中で「エシカルに関心の高いギャルがいる」と教えてくれたんです(笑)。

それで興味を持って彼女が所属するモデル事務所に手紙を送りました。
当時開催していたINHEELSのローンチパーティの招待を添えて。

鎌田さん

そうなんです、でもファンレターに紛れていて…。
有加さんからの手紙を見つけるのが遅かったんですよね。
見つけた頃には頂いていたローンチパーティが終わった一週間後のこと。
「あぁ、行きたかったな」と本当に残念に思いました。

というのも、当時私は17歳でギャルファッションど真ん中。
でもエシカルファッションのブランドには私が着たい短い丈のスカートやタイトなシルエットの服がなかったんです。

招待状を見た時に私が思い描いていた様なデザインで衝撃でした!
「うわ!いた!」みたいな(笑)

なので、後日私から有加さんにメールをしました。
その時に都内でINHEELSのポップアップストアがオープンするのを知って、そこで初めて有加さんに対面したんです。

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ーINHEELSは他のエシカルファッションにはないSEXYさが魅力ですよね!

岡田さん

私、本当は特に起業したいとは思ってなかったんですよ、最初は。
でも、従来のエシカルファッションはクリーンでふわふわした服。
いわゆる森ガール的なファッションばっかりだったんです。

私は森ガールが似合わないし、好きじゃない。(笑)
だったら作るしかないという思いもあって。

エシカルファッションだからって、作る商品まで森ガールでいなくちゃいけないなんていう理由はなかったんですよね。

とにかく今まであった固定的なイメージを覆す様なエシカルファッション。
SEXYはこれまでのエシカルの概念にはない反対をいくものかな、と。

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ーINHEELSらしいデザインはどこから着想を得られるのですか?

岡田さん

実は私、趣味でサルサをやっていまして。
ロンドンにいる時も、夜の街に繰り出しては踊っていました。
サルサというダンスは男性と女性の役割がハッキリしているダンスで、男性は男性らしく、女性はどこまでも女性らしい振る舞いをするんです。

そういう夜の街やダンスの世界から今のINHEELSの世界観は創られていったのかもしれませんね。

INHEELSという名前も、カッコいい自立心の高い強い女性はフラットシューズを履かないイメージで、都会の街中をヒールを慣らして歩きながら、エシカルを身にまとう女性をイメージして、INHEELSという名前にしたんです。

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ーお洒落も妥協せずに、良質な製品を理解して買う女性というイメージですね。

鎌田さん

多くの人は、何となくモノを買い、何となくモノを捨てている様にも思えます。
先日カンボジアに行った際にぼんやり考えてたことがあるんです。

あぁ、どうやらこの世に悪者はいなさそうだな 」って。

世の中の仕組み上、悪者に見えるだけで、本質的には悪くない。
大量生産、大量消費という社会の仕組みの上で、結果として労働者を搾取してしまっている。

買う側も製品が生まれる過程を見えていないからその問題をリアルに感じていないだけ。安い物を求める人も、実際につくる現場を目にしたら求めるものが変わると思います。

お洒落だなという見た目への共感と、生産過程への誠実さやあたたかさの両方を、購入者にちゃんと感じてもらいたい。

そういうことに3年くらい前から興味を持ち始めました。
消費者が買いたくなるお洒落な製品、且つ生まれる製品の生産過程を購入者にちゃんと知ってもらいたい。

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岡田さん

大量生産になると購入者側が生産者の顔が見えないんです。
ちゃんとデザイナーが職人さんに出逢って、顔が見える。
製品が生まれる過程を知り、人間同士で話をしていたら本来は搾取するなんて出来ないはずなんです。

またエシカルブランドをやっていると言うと、環境に良い素晴らしいことをしているね!と言われるんですけど、私自身は途上国の支援をしているつもりはありません。

INHEELSの製品を作って頂いているネパールの人達のモノ作りを心から尊敬しているし、彼らがいなければINHEELSは一ヶ月で終わる。(笑)

彼らは私たちと対等な、大事なビジネスパートナーなんです。
この間もデザイナーを連れてネパールに行き、朝から晩まで工場見学をしたのですが、染めの仕方やプリントの生産過程を見たデザイナーがスパークし過ぎてその場でデザイン画を作りはじめる…。

こんな楽しい仕事を、素晴らしい職人達としているんですよ、私達って!

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鎌田さん

そうそう!
作るプロセスを見れるってただただ、面白い!
今まで布という完成品しか見ていなかったけど、それがどんな風に織られているのか。

糸がどうやって紡がれるのか。純粋に興味深いです。
あと、つくる過程で人や自然をできるだけ傷つけずに良いものをつくるって探究しがいがある目標ですよね。
働いている人に危害を加えないという理念の上で良いものをつくるって面白いんです。

だから最近は、言葉で伝えるだけでは足りないと感じる様になりました。
エシカルで可愛いものを提供し、自然に取り入れて欲しいなと思って。
今年の秋に有加さんとコラボレーションをしてINHEELSの商品をデザインすることになりました。

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ーコラボデザイン!どんなアイテムなんですか?

鎌田さん

ジャンプスーツとバイカラートップスです。
つくる時に気をつけていたのは使い勝手の良いスタンダードさとINHEELSらしさ。

個性が強いデザインのアイテムだと活躍する機会が減ってしまいますよね。
スタンダードだけど、シンプル過ぎるとINHEELSらしくない。
ちょっとした個性もあって、すごく可愛いですよ♡

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ー今年の秋が今から待ち遠しいですね!価値観が重なる部分も多いお二人ですが、それぞれの尊敬している所を教えて下さい。

岡田さん

何て、完璧な人間なんだろうって(笑)
カリスマモデルで、頭が良い秀才モデル。
でも、秀才モデルってたくさんいますよね?
その中でも相当な努力をしているんですよ。

ゼミに入って、単身で海外の学会に乗り込んで自分の研究プレゼンをする。
私の学生時代にそんな人、周りにいたかな?

要領も良くてソツなくこなせるんだけど、同時に葛藤もある。
色々悩んでる人間的な部分も魅力がある。

常に自分の頭で考えているから、築いたキャリアを捨てる覚悟や勇気も持ってる。
過去の自分に捉われないで挑戦するところも好き
で、これからが楽しみで仕方ないですね!

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鎌田さん

色々葛藤ありますよ〜!(笑)
今までのキャリアは捨ててしまおうと思いながら毎日を頑張っています。
今やっていることの延長線上だけで考えると思考が狭まってしまいますから…。

有加さんの好きな所は、自分の考えの全てをブランドで体現しきっている所!
私が潜在的に感じていた、それまでのエシカルの幅の狭さを何倍にも広げてしまった。
これまでのイメージや概念を覆したブランドをつくるって、考えるのは誰でもできる。

でも、それをやっちゃうって所が本当にすごい。
やっている人以上にすごい人はいませんよ。
でも、実際に話すと柔らかいところもまた、魅力です。

あと姿勢が良いところと、言葉の選択が面白いところ!
特に言葉の使い方は秀逸で、バッサリと言い切るところがカッコいい。

エシカルを知らない人にはその魅力が分かりやすく伝わり、エシカルを知っている人には新たな発見や価値観を感じさせる強いメッセージ。

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ーありがとうございます!最後にTRILL世代の皆さんにメッセージをお願いします。

鎌田さん

集約して一番大切なことを伝えると「感じる力」を大事にして欲しいです。

何かを買うにしても、これって私に本当に必要?
この選択は私にとって良いこと?良くないこと?
大事に使うかな?などを自分に問いかけて納得して選んで欲しい。

エシカルも「 誰かのための良い行いだからやろう。」でなくて良い。
自分のために良いかどうかを感じる力が大切。
ただ何となくで消費するのではなく、一つ一つに意味を感じて取捨選択する。
それが自分を大事にすることと繋がるのではないでしょうか。

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岡田さん

感じる力と合わせてもう一つ大切なのが、NOを発信すること。
例えば、私はたとえビジネスメリットがあっても気乗りしないお話や企画は無理して行くのをやめました(笑)。
無闇に人を傷つけるのは良くないですが、自分のしたくない事には正直で良いかと思います。

私は新品のファストファッションとアンゴラのファーだけ買わない!
という自分の中でのNOを決めていて、後はOK!と割り切っています。

なので人生の選択に迷うことはない。
そのことがINHEELSというブランドの確立にも間違いなく繋がっています。

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■常に自分の納得のいく選択を

今回お二人の対談を通して感じた強いメッセージ。
それは、自分の選択に納得して人生を生きるということ。

これってエシカルに限らないお話。

社会的にそれが良いからやる。
結婚ブームだからその流れにのる。
自分の考えとは違う別の何かに選択肢を委ねる。
これは結果的に良い選択にはならない。

一つ一つ丁寧に自分の内側に問いかけて。
納得して選んだ選択は自分をHAPPYにさせる。

人がそうやって選んだ、あらゆる選択肢の中にエシカルは自然と入り込んでいるんですよね。

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引用元 http://trilltrill.jp/lifestyle/articles/64898
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